ページの先頭です

広報・広聴

お湯をふきかけると冷たい

 おふろのお湯の温度は、通常40~43℃くらいで、手でふれると「温かい」と感じられます。しかし、おふろよりも温度の高い60~70℃のお湯は、手でふれると「熱い」と感じられます。では、この熱いお湯をきりふきで手にふきかけてみると、どうなるのでしょう?なんと、この熱いお湯が「冷たい」と感じてしまいます。このマジックのような現象をしょうかいします。

 ■お湯 

 ■きりふき

 この気化熱は、夏の暑い時に水をまくとすずしくなったり、熱が出ているときにタオルを水でぬらし頭に当てて熱を冷ましたり等、みなさんの身の回りでも実はよく使われています。

 まず、水がきり状に出る状態にきりふきをセットしておきます(★1)。そして、きりふきの底に1cm程度水を入れておきます(★2)。ここに、やかんなどでわかしたお湯をきりふきの半分程度まで入れて準備完了です。ここで、きりふきのお湯が入っている部分にふれてみてください。「熱い」と感じられるでしょう。

 次に、きりふきを手から30cm以上はなして、きり状のお湯を手のこうにふきかけます。この時、熱いはずのお湯が、びっくりするくらい冷たくなっているのが分かります。 この現象は、液体が蒸発(気化)する時に、まわりから熱(気化熱)をうばうために起こります。身近な例としては、注射の前にアルコールで皮ふをふくと冷たく感じた経験があると思いますが、これもアルコールが蒸発する時に、気化熱をまわりからうばったためです。

 今回の実験では、水がきりふきからきり状で飛び出すため、小さな水てきになっており、空気によくふれるようになります。このため、お湯はよく蒸発(気化)し、お湯の温度がどんどん下がり、手にふれた時には、冷たくなってしまうからです。 そして、きりふきでお湯をふきかけた手のこうをそのままにしておくと、さらに冷たくなるのが分かります。これは、皮ふの上でお湯が蒸発し、皮ふの温度を下げていくためです。

★1 必ずきり状になるようにしておいてください。きり状にならない状態で、手にお湯をふきかけるとやけどをすることがありますので、ご注意ください。

★2 熱湯を直接きりふきに入れてしまうと、きりふきが変形してしまうことがあります。変形を防ぐため、必ず先に少量の水を入れてください。

 

PCサイト表示

ページの終わりです
ページの先頭へ戻る