プレス発表
平成29年4月21日 水道局
今後の給水見通しについて
昨日、平成29年度第1回利根川水系渇水対策連絡協議会幹事会(春季定例会)(注)及び平成29年度第1回荒川水系渇水調整協議会(春季定例会)(注)が開催され、利根川上流のダム群等の貯水状況や今後の対策等を関係者間で確認しました。
多摩川水系の水源状況とあわせて、都の今後の給水見通しについて、下記のとおりお知らせします。
記
1 水源状況
(1)利根川水系及び荒川水系
利根川上流8ダムの貯水量(367KB)は、4月19日(水)現在3億1,088万m3、貯水率67%であり、平年の貯水量3億4,745万m3に対して89%と平年を下回っています。
また、荒川4ダムの貯水量(287KB)は、8,116万m3、貯水率56%であり、平年の貯水量9,792万m3に対して83%と平年を下回っています。
(2)多摩川水系
多摩川水系貯水量(304KB)は、4月19日(水)現在1億7,601万m3、貯水率80%であり、平年の貯水量1億6,774万m3に対して105%と平年を上回っています。
なお、貯水状況及び積雪状況(407KB)は別添のとおりです。
2 今後の給水見通し
(1) 気象庁発表の気象情報(1ヶ月予報;4月15日から5月14日までの天候見通し)によると、向こう1ヶ月の降水量は「平年並」または「多い」となっています。
(2) 国土交通省関東地方整備局によると、利根川上流5ダム(矢木沢、奈良俣、藤原、相俣、薗原)は、4月に入り徐々に融雪によるダムへの流入量が増加し、今後の降雨と融雪水により、満水状態に向かう見込みです。今年は、ダムの水源地となる山岳部で平年を上回る積雪であったため、例年より融雪量が多くなると見込まれます。しかし、今後は水需要の多い時期になることから、降雨状況によっては、利根川上流8ダムの貯水量が不足することも考えられます。このため、下流施設等を広域的かつ効果的に活用し、きめ細かい運用を行っていくとしています。
(3) 多摩川水系の貯水状況については、平年を上回る状況となっています。しかし、今後の降雨状況によっては、貯水量が不足することも考えられます。このため、降雨状況や河川流況に応じて効率的な水運用を実施し、貯水量の確保に努めてまいります。
都といたしましては、引き続き水源状況、気象情報等を慎重に見守りながら、安定給水の確保に努めてまいります。都民の皆さまには、日頃からの節水にご協力をお願いいたします。
なお、「水道局ホームページ」(アドレスhttp://www.waterworks.metro.tokyo.jp/)及び「水源情報ダイヤル」(03(3528)3900)では、貯水量の情報をお知らせしています。
(注) 開催結果については、国土交通省関東地方整備局ホームページにてお知らせしています。
問い合わせ先
浄水部浄水課
- 電話:03-5320-6473