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水道事業紹介

「東京水道経営プラン2016」に掲げた施策

Ⅰ 基幹ライフラインの運営

2 高品質(安全でおいしい水の供給)

(1)水源対策
①水源の確保
計画 実績
東村山浄水場更新代替浄水施設として整備する境浄水場は、多摩川水系と利根川水系双方の原水を処理する施設として再構築

多摩川水系における原水水質に応じた浄水処理の導入

多摩地区施設の再構築に合わせ、原水水質に応じた浄水処理を導入
境浄水場の老朽化対策工事を実施

小作浄水場において中間塩素処理を導入
東村山浄水場において粉末活性炭注入設備設置工事を実施

千ヶ瀬第二浄水所整備に伴う既存施設撤去工事を実施
千ヶ瀬第二浄水所整備の設計を実施
大丹波浄水所整備の工事を実施
小河内浄水所整備の工事を実施
日原浄水所整備の設計を実施
評価
・対象年度の検証 境浄水場は老朽施設の更新を実施しており、概ね計画どおり進めています。 小作浄水場において、中間塩素処理関連工事が完了しました。 中間塩素処理導入により、効率的なかび臭除去が可能になりました。 多摩水道運営プラン2017において、千ヶ瀬第二浄水所の完成年度を平成32年度、千ヶ瀬第一浄水所の完成年度を平成35年度へと変更しました。

・目標の達成に向けた主な課題
境浄水場の整備に当たって既存施設を運用しながら工事を進めるには、適切な工程調整等が必要ですが、概ね計画どおり工事を進めており、特段の課題はありません。
千ヶ瀬第二浄水所の整備に当たっては、アクセス道路が狭あいなことから、資材搬入等に当たっての工夫が必要となります。また、住宅街となっていることから、近隣に十分配慮して施工する必要があります。

・目標の達成に向けた今後の方向性
利根川水系の原水水質に応じた浄水処理として、オゾン及び生物活性炭処理を行うため、引き続き綿密な工程管理や計画的な工事発注などを行い、事業を着実に進めていきます。
東村山浄水場粉末活性炭注入設備の完成に向け、着実に施工していきます。
多摩地区施設の更新に合わせて膜ろ過処理を導入するなど、原水水質に応じた浄水処理の導入を進めていくことで、安全でおいしい高品質な水をより安定的に供給するため、事業を着実に進めていきます。

②水質管理の徹底
計画 実績
国の基準よりも高いレベルの「おいしさに関する水質目標」を設定し、目標達成に向けた取組を実施 残留塩素以外の「おいしさに関する水質目標」の達成率について概ね100%を達成しており、残留塩素についても約90%を達成
評価
高度浄水処理や適切な浄水薬品の注入などにより、「おいしさに関する水質目標」を概ね達成することができています。

 

(2)直結給水方式への切替え促進
①直結給水方式の普及促進PR
計画 実績
貯水槽水道の点検調査実施時に設置者に対して直結給水方式への切替えをPR 貯水槽水道点検調査の際、直結給水方式に切り替えた場合のメリットを記載したパンフレットを配布するほか、HPにて幅広くPRを実施
評価
増圧直結給水方式を導入することで、高層建物や大規模な集合住宅等でも直結給水方式の採用が可能になり、近年の新設ビルやマンションでは、9割程度が直結給水方式を採用しています。
一方、既存建物における切替えはあまり進んでいないことから、引き続き、貯水槽水道の設置者に対して、直結給水方式に切り替えた場合のメリットを記載し、切替えのPRを実施していきます。
②小中学校の水飲栓直結給水化モデル事業
計画 実績
平成28年度末までに給水区域内における小中学校の3割660校を目標にモデル事業を実施
平成29年度から平成32年度の期間で、実施率の低い区市町や私立学校を対象にフォローアップを実施
(対象枠:60校)
平成28年度に60校で実施し、平成28年度末時点で663校の小中学校で直結給水化を達成
評価
・対象年度の検証
平成28年度に60校で実施したことにより、平成28年度末までに、目標としていた給水区域内における小中学校の3割(663校実施)で直結給水化を達成しました。
また、直結給水化実施校におけるアンケート調査において、学校の水道水を飲む小中学生が、工事実施前の71%から工事実施後には83%に増加し、家から持参した水筒の水を飲む小中学生が、26%から12%に減少するなど、実施校の小中学生に直結給水化のメリットを実感していただいています。

・主な課題
平成28年度末において、給水区域内の小中学校の3割で直結給水化を達成しましたが、区市町ごとにみると、校舎の耐震化等を優先するなどの理由により実施率にばらつきが生じています。

・今後の方向性
実施率の低い区市町や希望する私立学校と、綿密に連絡を取り調整を図りながら、直結給水化の普及促進に向けフォローアップを実施していきます。

③直結給水方式への切替え促進のための取組
計画 実績
直結給水率73%(平成32年度) 直結給水率73%(平成28年度末)
評価
・対象年度の検証
計画では、平成32年度に直結給水率73%を到達目標としていましたが、平成28年度末に直結給水率が73%となり、目標を達成しました。

・今後の方向性
 引き続き、直結給水方式への切替え促進を図るため、直結切替え見積りサービスや直結切替えに伴う給水管増径工事を実施していきます。

目標管理も併せてご覧ください。

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