水道スマートメータトライアルプロジェクトの実施プランについて
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令和2年3月19日 水道局
水道局は、2018年9月のIWA世界水会議にて発表した、都内に10万個の水道スマートメータを設置して導入効果の検証を行う「トライアルプロジェクト」について、現時点における検討状況や今後の方向性を実施プランとしてとりまとめましたので、お知らせします。
実施プランのポイント
① 2024年度までに約10万個のスマートメータを導入します。
IWA世界水会議の発表時より導入完了時期を1年前倒し、お客さまサービスの向上や水道事業への活用等、各種検証の早期化を図ります。
② 建替で新しくなる全ての都営住宅・公社住宅にスマートメータを導入します。
都の施策と連動し、令和4年度(2022年度)以降の全ての建替竣工物件にスマートメータを導入していきます。
③ スマート東京先行実施エリア等で、スマートメータを導入していきます。
地域に密着したデータとしてスマートメータのデータを活用し、先端技術を用いた実証プロジェクトを後押していきます。
④ パイロットエリアを設けて、実証実験を行います。
エリア内の水の動きを見える化し、異常の早期検知や効率的な水運用、施設のダウンサイジング等に向けた効果検証を行います。
首都中枢エリアや住居地域、商業地域、工業地域など、水道使用形態の特性の異なる様々なエリアを選定していきます。
⑤ 新たなお客さま向けサービスを開始します。
日々の水道使用量を日別、時間別等のグラフや表として見える化し、節水意識の向上や宅地内漏水の早期発見等に役立てます。 使用水量の変化を基にした異変等を、登録された連絡先にメール等で通知し、ご家族等による安否確認に役立てます。
※令和4年度(2022年度)秋頃、サービス開始予定です。
⑥ 他都市連携を拡大し、全国規模でのスマートメータの導入を促進します。
現在、連携協定を締結している横浜市水道局及び大阪市水道局と、メータ価格の低下に向けた市場拡大のほか、付加価値サービスやデータの利活用の検討など多様な連携を進めていきます。今後、連携都市を全国に拡大し、さらなる波及効果を目指していきます。
⑦ 他インフラ事業者(電気・ガス)と連携していきます。
電気業界・ガス業界とも連携を図り、スマートメータのデータをビッグデータとして活用し、新サービスの創出や災害時の対応等の社会貢献につながる連携策の検討を推進していきます。
⑧ 2030年代までの全戸導入につなげていきます。
本プロジェクトの導入効果の検証結果やメータ価格の市場動向なども踏まえた上で、2030年代までにスマートメータの都内全戸導入を進めていきます。
※詳細は、水道スマートメータトライアルプロジェクト実施プラン(
問い合わせ先
総務部企画調整課
- 電話:03-5320-6333