今後の給水見通しについて
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令和3年4月22日水道局
昨日、令和3年度第1回利根川水系渇水対策連絡協議会幹事会(春季定例会)(注)及び令和3年度第1回荒川水系渇水調整協議会(春季定例会)(注)が開催され、利根川上流のダム群等の貯水状況や今後の対策等を関係者間で確認しました。
多摩川水系の水源状況とあわせて、都の今後の給水見通しについて、下記のとおりお知らせします。
記
1 水源状況
(1) 利根川水系及び荒川水系
利根川上流9ダムの貯水量は、4月19日(月)現在4億8,841万m3、貯水率89%であり、平年の貯水量3億3,109万m3に対して148%と平年を上回っています。
また、荒川4ダムの貯水量は、8,421万m3、貯水率58%であり、平年の貯水量1億84万m3に対して84%と平年を下回っています。
(2) 多摩川水系
多摩川水系貯水量は、4月19日(月)現在1億7,078万m3、貯水率78%であり、平年の貯水量1億7,348万m3に対して98%とほぼ平年並です。
なお、貯水状況及び積雪状況は別添のとおりです。
2 今後の給水見通し
(1)
気象庁発表の気象情報(1か月予報;4月17日から5月16日までの天候見通し)によると、向こう1か月の降水量は「少ない」の見込みとなっています。
(2)
国土交通省関東地方整備局によると、利根川上流5ダム(矢木沢、奈良俣、藤原、相俣、薗原)は、4月6日までに満水となっており、今後の降雨と融雪水により、満水に近い状態が続く見込みですが、今年は、ダムの水源地となる山岳部で融雪が例年よりも早く、ダムの補給が早まることも予測されます。このため、上流域の融雪状況や降雨、農業用水や都市用水の水利用を十分考慮するとともに、既存施設を広域的かつ効果的に活用し、きめ細かい運用を行っていくとしています。
(3)
多摩川水系の貯水状況については、ほぼ平年並となっています。しかし、今後の降雨状況によっては、貯水量が低下することも考えられます。このため、降雨状況や河川流況に応じて効率的な水運用を実施し、貯水量の確保に努めてまいります。
都といたしましては、引き続き水源状況、気象情報等を慎重に見守りながら、安定給水の確保に努めてまいります。都民の皆さまには、日頃からの節水にご協力をお願いいたします。
なお、「水道局ホームページ」(アドレスhttps://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp)及び「水源情報ダイヤル」(℡03(3528)3900)では、貯水量の情報をお知らせしています。
(注) 開催結果については、国土交通省関東地方整備局ホームページにてお知らせしています。
※貯水量状況及び積雪状況は別添(
問い合わせ先
浄水部浄水課
- 電話: 03-5320-6473(直通)