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有機フッ素化合物への水道局の対応について
水道水における有機フッ素化合物(PFOS、PFOA)※1については、我が国の水道法による規制はなく、目標値等もこれまでありませんでしたが、令和2年3月23日に開催された厚生科学審議会(厚生労働省)を経て、同年4月1日より、水道水質に関する基準等における位置づけが「要検討項目」から「水質管理目標設定項目」に変更されるとともに、「PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L※2以下」とする暫定目標値※3が適用され、国から通知される見込みです。
水道局では、国から既に示された検査方法により検査を行い、給水栓における測定値が暫定目標値を超過した浄水所については、既に井戸水源の一部又は全部を停止する対策を実施しました。
これにより、都内全ての給水栓において、PFOS及びPFOAの値が暫定目標値を大きく下回っていることを確認しております。
今後も継続してPFOS及びPFOAの検査を行い、水道水で安定的に目標値を下回るよう管理を徹底するとともに、検査結果を定期的にホームページに掲載していきます。
- ※1 耐熱性や耐薬品性に優れ、フライパンの表面加工、撥水剤や泡消火剤として幅広く
使用されています。PFOSは平成22年に国内での使用・製造が禁止されており、PFOA
についても、現在、国内での使用・製造を禁止する動きがあります。 - ※2 ng/Lとは、水1リットルあたり10億分の1グラムの物質が溶解していることを表しま
す。 「単位」についての説明はこちら - ※3 ヒトが一生涯毎日2L飲用しても問題ないとされる値
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メール: suitekikun@waterworks.metro.tokyo.jp