水道局長の海外出張 ニューヨーク及びデンバー出張
出張の概要
出張先 国及び都市名 |
期間 | 目的 | 人数 | 総経費 |
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ニューヨーク・デンバー(アメリカ合衆国) | 平成19年5月13日から平成19年5月20日まで | (1)ニューヨークで開催された第2回世界大都市気候変動サミットへの出席 (2)AWWA(米国水道協会)専務理事及びデンバー市水道局長との意見交換 |
2名(御園良彦水道局長ほか1名) | 2,865千円 |
出張先での主な行動
月日 | 主な行動 |
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5月13日(日曜日) |
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5月14日(月曜日) |
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5月15日(火曜日) |
東京では50年間で漏水率を20%から3.6%へと低減させたことにより、その節水量は約250万人都市の配水量に相当する年間3.3億トンに達すること、またこれに伴い自動車3万台に相当する年間7.3万トンのCO2を削減していることを紹介。世界の多くの都市が10〜30%の漏水率であり、水資源の節約やCO2 の削減のため、漏水防止を積極的に推進するべきであると提言した。
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5月16日(水曜日) |
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5月17日(木曜日) |
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5月18日(金曜日) |
専務理事は今年11月に東京都水道局研修・開発センターで開催されるISO/TC224(国際標準化機構の上下水道サービスの規格化についての専門委員会)総会への参加を表明。 |
出張の成果
東京都水道局は、将来にわたってお客さまにより高いレベルの給水サービスを提供していくため、昨年11月、「東京水道長期構想STEPⅡ」を策定しました。これは、これからおおむね四半世紀の間に行っていく施策の方向を示した基本構想です。
この構想では、主要な方向性として「地球環境に配慮した水道」、「水道界をリードする水道」を掲げていますが、今回の出張では、この二つの方向性を目指す上で、大きな成果がありました。
1 地球環境に配慮した水道
今回の世界大都市気候変動サミットでは、東京の水道事業の高い技術力を駆使した、地球環境に配慮した水道を目指す取組をアピールする大きな機会となりました。
特に、主要施策の一つとして推進している漏水防止対策の成果である「漏水率3.6%」については、各国の参加者から驚嘆の声があがり、国際的に高い評価を得ることができました。
2 水道界をリードする水道
近年、上下水道サービスの国際規格化など、水道を巡る国際化の動きが活発化しています。東京都水道局は、世界有数の水道事業体として国内外の水道の発展に寄与するため、世界の先進的事例の情報を収集するとともに、東京都水道局の持つ高水準の技術を世界に向けて積極的に発信することが求められています。
今回の出張では、ニューヨーク市環境保護局長、イスタンブール市長、デンバー市水道局長、AWWA専務理事などの水道事業関係者との会談が実現し、水道の技術的な課題及びこれからの水道事業のあり方などについて意見交換した結果、多くの事例を掌握するとともに、水道界をとりまく最新の情報を得ることができました。これらの情報は、今後の施策展開に生かして行きます。
問い合わせ先
総務部 企画調整課
- 電話: 03-5320-6307
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