小作取水堰

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お知らせ

1 堰本体

 小作取水堰は、羽村取水堰の上流約2キロメートルに位置し、山口貯水池へ原水を導水するための施設です。伝統的な投渡堰の構造をもつ羽村取水堰とは異なり、鋼製門扉で構成された取水堰です。
 堰は、洪水吐門扉4門と土砂吐門扉1門の計5門で構成され、両岸に魚道を設けています。
 取水した原水は、左岸に設けた沈砂池を経由し、小作山口線導水路により山口貯水池へ導水しています。
 また、各門扉に機械室を設け、それらを管理橋でつないでいます。
 各門扉は、ローラゲート上部に取り付けたフラップの転倒角度を変え、取水口の水位を一定(1.8メートル)に保つように自動制御しています。
 洪水により水位が上昇する場合は、ゲート本体を引き上げて多摩川の流れを阻害しないようにしています。
写真
小作取水堰・管理橋

2 取水口

 取水口は、堰上流左岸にあり、最大取水能力は1秒当たり22.77立方メートルです。
 取水口に流木など取水に支障となるごみが侵入しないよう、手前にスクリーンを設置しています。
写真
取水口・樋門ゲート

3 沈砂池

 取水した水は、沈砂池で砂を除去した後、導水路により山口貯水池へ導水しています。 写真
沈砂池

沿革

 昭和55(1980年)年 7月  小作取水堰完成
 昭和55(1980年)年10月  小作取水堰通水

記事ID:081-001-20240604-000503