小河内貯水池(奥多摩湖)
小河内貯水池(奥多摩湖)は、東京都奥多摩町(都心から約65㎞)に所在する、我が国最大級の水道専用貯水池です。多摩川上流域を水源とする集水域は、東京都奥多摩町並びに山梨県丹波山村、小菅村及び甲州市の4市町村にまたがり、その面積は東京23区の約4割に相当する26,288haに上ります。
小河内ダムの建設は、昭和13年11月に始まり、戦争による工事中断を経て、昭和32年11月、945世帯の移転と87名の尊い犠牲のもと、19年余りの歳月と約150億円の総工費をもって完成しました。
小河内ダムに蓄えられた水は、ダム直下の多摩川第1発電所(東京都交通局所管)で発電に利用後、多摩川に放流され、小作取水
春の桜をはじめ、四季折々の素晴らしい奥多摩の自然美が満喫でき、見晴らしの丘からの眺めは絶景です。
なお、小河内ダムは、建設から60年以上が経過していますが、耐震性調査の結果、想定される最大級の強さの地震に対しても安全であることが確認されています。
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基本情報
名称 | 小河内貯水池(奥多摩湖) |
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施設概要 | 竣工 昭和32年11月 形式 重力式コンクリートダム 堤高 149m 堤頂長 353m 有効貯水量 185,400,000m3 |
所在地/アクセス | 東京都西多摩郡奥多摩町原5番地 JR青梅線 奥多摩駅前から「奥多摩湖」「鴨沢西」「丹波」「小菅の湯」「蜂谷」「留浦」行のいずれかのバス20分(「奥多摩湖」下車) 周辺に無料駐車場あり |
受賞・認定情報 | ・平成17年 ダム湖百選(財団法人ダム水源地環境整備センター) ・昭和60年 近代水道百選(日本水道新聞社) ・平成30年 土木学会選奨土木遺産(公益社団法人土木学会) |
記事ID:081-001-20240819-006776