予算の概要(令和6年度予算)
令和6年度は、次のような事業を実施します。
令和6年度の主要施策
当局は、令和3年3月に令和3年度から令和7年度までの事業計画と財政計画を定めた「東京水道経営プラン2021」を策定いたしました。
プランでは、
(1)安全でおいしい高品質な水を安定して供給するとともに、様々な脅威への備えに万全を期すため、施設整備の着実な推進、水質管理の徹底などにより、水道システムの強靭化を進めます。
(2)お客さまからの信頼を得られる事業運営を進めるため、双方向コミュニケーションの充実やデジタル技術の活用等により、お客さまサービスの向上と業務の効率化を推進します。
(3)都の広域水道としての一体性と責任を確保し、健全な経営を維持するため、グループ経営の推進、水道事業を支える人材の育成などを進めるとともに、不断の経営努力に努めていきます。
の経営方針を掲げております。
令和6年度は、プランの4年目として、この経営方針に基づき、プランに掲げた目標達成に向け主要施策を着実に推進してまいります。
(1)強靭で持続可能な水道システムの構築
① 安定給水
- 水源の適切な確保
- 水道水源林の適正管理・保全
- 適切な水質管理
- 水質の見える化
- 予防保全型管理
- 大規模浄水場の更新・需要に合わせた適切な施設整備
- 給水所の新設・拡充・更新
- 管路の更新・適正管理
- 多摩地区水道の強靭化など
② 様々な脅威への備え
- 導水施設の二重化・更新、送水管のネットワーク化・更新
- 貯水池及び取水・導水施設、浄水施設等の耐震化
- 浄水施設の覆蓋化
- 自家用発電設備の新設・増強
- 河川横断管路の地中化など
③ 新技術の活用
- スマートメータの導入
- 水道局事業への新技術の導入
(2)お客さまとつながり、信頼される水道の実現
① 双方向コミュニケーション
- 水道サポーター制度
- お客さまの声の事業への反映
- 多様な広報施策の展開
② お客さまサービスの向上と業務の効率化
- 東京都水道局アプリ
- キャッシュレスの促進
- ペーパーレスの促進
- 応急給水体制の充実など
③ 環境に配慮した事業運営
- CO2排出量の削減
- 水道水の飲用と環境に配慮した取組の促進
- 水道水源林・玉川上水の保全
(3)東京水道を支える基盤の強化
① グループ経営の推進
- 政策連携団体への業務移転の推進
- 政策連携団体との一体的な経営の推進
② 強固な人材基盤
- 東京水道グループの人材育成
- 水道工事事業者の環境改善
- 国内水道事業体への貢献など
③ 健全な財政基盤
- 不断の経営努力
- 目標管理の徹底など
令和6年度の財政収支の概況
◆収益的収支 (事業の管理・運営に関する収入支出) |
◆資本的収支 (施設の建設・改良などに関する収入支出) |
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※資本的収支の不足額については、内部留保されている資金(減価償却費などの現金の支出を伴わないもの)などで補塡します。
令和6年度の事業規模概況
- 給水件数
- …820万件
- 年間配水量
- …15億5,709万m³
- (1日平均)
- (427万m³)
- 配水管管理延長
- …2万7,651km
令和6年度の主要施設整備事業
「東京水道経営プラン2021」に基づく令和6年度の主要施設整備事業は、以下のとおりです。
- ●水源及び浄水施設整備事業
- 306億円
- ●送配水施設整備事業
- 1,536億円
- ●給水設備整備事業
- 118億円
私道内における給水管整備、長期不使用給水管の整理を進めます。
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