給水栓自動水質計器
このページでは蛇口の水質をチェックする自動水質計器について紹介します。
1 給水栓自動水質計器とは?
浄水場で作られた水道水は、水道管を通ってみなさまの元(蛇口)へ届けられます。浄水場から蛇口までの道のりは長く、浄水場から24時間以上かかる場合もあります。
そこで、お届けする水道水が安全であることを確認するため、都内の各所に「給水栓自動水質計器」を設置し、24時間365日水質をチェックしています。
図1 自動水質計器
2 どこにあるの?
都内の公園や都の施設などに合計131台の給水栓自動水質計器が設置されています。各地域の水質を漏らすことなくチェックするため、都内全体にまんべんなく設置しています。
図2 自動水質計器設置地点(注1)
注1 武蔵野市、昭島市、羽村市及び檜原村は東京都水道局の給水区域ではありません。
3 測定項目について
給水栓自動水質計器では様々な項目を測定して、水道水の安全をチェックしています。その中でも代表的な測定項目について紹介します。
これらの項目のうち、毎日検査することが法律で義務付けられている残留塩素、濁度、色度については当日9時の測定値をこちらで公開しています。
残留塩素
浄水場で塩素消毒した後に水道水中に残留している塩素濃度のことです。
水道水は塩素消毒することが法令で義務付けられており、蛇口での残留塩素濃度が0.1mg/L以上であることが定められています。
しかし、残留塩素の濃度は時間の経過とともに徐々に減少していくため、様々な場所で濃度をチェックする必要があります。
また、残留塩素の濃度が高すぎると、カルキ臭などにおいの原因となるため、適切な濃度で管理しています。
濁度・色度
水道水の濁りや色のことです。
浄水場の出口でも水道水に濁りや色がないことを確認していますが、蛇口に届くまでの間に大きく変化していないことをチェックしています。
電気伝導率
電気の通りやすさの指標です。
水質が変わると値が敏感に変化するため、水質の変化をいち早く知ることができます。
4 より詳しい水質検査
計器による測定だけでなく、計器設置場所で職員が定期的に採水し、より多くの項目について検査しています。一年間の検査の予定は水質検査計画で定めています。
検査結果は水質データページから確認することができます。