工業用水道管の撤去等
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工業用水道管
- 戦後、工業発展に伴う地下水の揚水量増大により、区部東部地域の地盤沈下が深刻化
- 地下水揚水規制に伴う行政施策として、工業用水法(昭和31年制定)の規制の下、工業用水道を整備し、昭和39年に工業用水の供給を開始
- そのあと、需要量の減少などにより、「東京都工業用水道条例を廃止する等の条例」などに基づき、工業用水道事業は令和5年3月31日をもって廃止(供給停止)
- 工業用水道管は、主に、工業用水を供給する配水管であり、令和4年度末時点で管の総延長は約330km
工業用水道管撤去等
- 全体事業期間を40年間とし、第1期(優先施工・10年間)と第2期(30年間)に分類
- 不要となる工水管を全て撤去するまでに、相当の期間を要することから、一部の管路に対して、安全対策(道路陥没防止対策)を実施
- ダクタイル鋳鉄管に比べ強度が低い経年の鋳鉄管等を含む路線を優先して実施
- 土中部の管撤去のほか、18橋の水管橋撤去工事予定有り
- 重要な道路における道路陥没のおそれを早期に低減させるため、緊急輸送道路等に埋設されている工水管を対象に、管内にエアミルク等を充填
- PIP(パイプ・イン・パイプ)工法等による施工を前提とし、主に500mm以上の大口径管などに上水道管を整備(一部に小口径管も含む)
工事種別 |
管口径 |
予定工事延長(km) |
第1期
(令和5~14年度) |
第2期
(令和15~44年度) |
計 |
本管撤去 |
400mm~2000mm程度 |
22 |
34 |
56 |
小管撤去 |
75mm~350mm |
60 |
152 |
212 |
安全対策*1 |
75mm~1600mm |
30 |
0 |
30 |
上水管転用*2 |
|
12 |
46 |
58 |
*)予定工事延長は、今後変更となる場合があります。
*1)令和5年度から概ね5年間で実施
*2)上水管路との連絡が困難な路線などは、別途対応を検討します。