「スーパー配管工」とは
1 目的
配水管工は、水道管の新設や取替工事だけでなく、震災時や漏水事故等においても、必要な配管材料を選定し、作業手順を見極めて配管作業を行っています。 また、地下埋設物が輻そうするなど、作業環境が著しく困難な場所であっても、主体的に迅速かつ的確な配管ができることが求められます。
当局が、単価契約に従事する配水管工の中から、特に優秀な配水管工を「スーパー配管工」として認定することで、配管技術の維持継承と、水道配管技術全体のレベルアップ、及び配水管工のモチベーションの向上を図ることを目的としております。
漏水事故状況 |
事故管の配管作業 |
事故管の配管作業 |
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※写真と断面図は、平成17年3月に発生した練馬区北町六丁目の漏水事故復旧の様子です。 |
2 認定の概要
(1)資格要件
- ①下記工事請負単価契約の受注者と申請年度現在、継続して3年以上の雇用関係にあること。
- 水道施設維持補修工事請負単価契約
- 水道緊急工事請負単価契約(漏水修理工事)
- 配水管小規模整備工事請負単価契約
- 給水管整備及び取り出し工事請負単価契約
- 多摩水道緊急工事請負単価契約
- 多摩水道整備工事請負単価契約
- 配水本管小規模整備工事請負単価契約
- ②上記単価契約において専任又は登録された配水管工として、通算で5年以上の実務経験を有すること。
- ③雇用主の推薦があること。
- ④社団法人日本水道協会に大口径管技能者として登録されていること。
(2)審査内容(上記(1)の単価契約実績を評価)
- ①実務経験年数
- ②配水管工事等従事実績
- ③災害協定にもとづく活動実績
- ④所属する受注者の工事成績等
- ⑤その他の実績
3 認定人員及び特典
- (1) 上記(2)を審査し一定点以上の者を認定する。
- (2) 認定者には、認定証及びバッチを授与し、当局ホームページにスーパー配管工氏名、雇用する受注者を公表する。
- (3) スーパー配管工を雇用し、工事請負単価契約(「水道施設維持補修」、「配水管小規模整備」、「給水管整備及び取り出し」、「多摩水道整備」及び「配水本管小規模整備」)に配管工として配置した受注者は技術力等審査方式の技術評価点として評価される。
4 技術評価加点期間
技術評価点として評価される期間は、認定の翌年度の契約申込み時から継続する5年間とする。
5 技術評価加点期間更新の申込み
(1)認定及び更新から6年目に達する年に更新の申込みを行う。
更新に当たっては、下記①・②を満たしていること。
- ①単価契約において専任又は登録された配水管工として、認定及び更新された翌年度から継続する5年間のうち3年度以上において工事等従事実績を有すること。
- ②雇用主の推薦があること。
6 更新時の審査内容及び認定
(1)審査内容
- ①所属する受注者の工事成績等
- ②施工能力
※①・②を配管技術として総合評価する。
(2)配管技術総合評価点が一定点以上の者を加点期間の更新を認定し、通知する。
※認定から6年目に更新の申込みを行わなかった者や、更新認定がされない者は、以降新規申込者と同様に上記2により評価する。
記事ID:081-001-20240819-006942