(H16)目標管理の推進

経営に関する事項

効率性の向上
① 職員1人当たり給水件数

【達成状況】
達成率 91%

職員1人当たり給水件数棒グラフ:平成15年度 1220件、平成16年度 1280件、平成18年度1400件

※達成率=平成16年度実績÷平成18年度目標値×100 

※算出式 算出式 全職員分の給水件数

【評価】
 平成16年度末の給水件数は、前年度実績に対して約12万件増加しました。
 また、職員定数を150人削減した結果、1人当たりの給水件数は、前年度の1,220件から1,280件と60件増加しており、平成18年度の事業目標値に対する達成率は91%と、昨年度より4ポイント向上し、事業目標に向かって順調に推移しています。

  平成15年度 平成16年度 増減
給水件数(件) 6,311,111 6,433,009 121,898
職員定数(人) 5,175 5,025 -150
1人当たり件数 1,220 1,280 60
② 職員1人当たり配水管管理延長

【達成状況】
達成率 96%

職員1人当たり配水管管理延長棒グラフ:平成15年度 4789メートル、平成16年度 4979メートル、平成18年度 5200メートル

※達成率=平成16年度実績÷平成18年度目標値×100 

※算出式 算出式 全職員分の配水量管理延長

【評価】
 平成16年度末の配水管管理延長は、前年度実績に対して約239km増加しました。
 また、職員定数を150人削減した結果、1人当たりの配水管管理延長は、前年度の4,789mから4,979mと190m増加しており、平成18年度の事業目標値に対する達成率は96%と、前年度より4ポイント向上し、事業目標に向かって順調に推移しています。

  平成15年度 平成16年度 増減
配水管管理延長(m) 24,782,179 25,021,376 239,197
職員定数(人) 5,175 5,025 -150
1人当たり延長 4,789 4,979 190
③ 職員1人当たり有収水量

【達成状況】
達成率 93%

職員1人当たり有収水量棒グラフ:平成15年度 291,711立方メートル、平成16年度303,647リッポウメートル、平成18年度325,100立方メートル

※達成率=平成16年度実績÷平成18年度目標値×100 

※算出式 算出式 全職員分の有収水量

【評価】
 平成16年度の有収水量は、前年度実績に対して約16,221千m³増加しました。職員定数を150人削減した結果、1人当たりの有収水量は、前年度の291,711m³から303,647m³と11,936m³増加し、平成18年度の事業目標値に対する達成率は93%と、前年度より3ポイント向上し、事業目標に向かって順調に推移しています。

  平成15年度 平成16年度 増減
有収水量(m³) 1,509,605,258 1,525,826,520 16,221,262
職員定数(人) 5,175 5,025 -150
1人当たり水量 291,711 303,647 11,936
財政基盤の強化
④ 職員給与比率

【達成状況】
達成率 99%

職員給与比率棒グラフ:平成15年度 8.4%、平成16年度8.4%、平成18年度8.3%

※達成率=((平成18年度目標値−平成16年度実績)+平成18年度目標値)÷平成18年度目標値×100

※算出式 算出式 収益的支出+資本的支出分の職員給与費掛ける100

【評価】
 平成16年度の職員給与費は企業努力による職員数の減などにより約8億円(前年度比1.9%の減少)減少した一方で、総支出額も前年度実績に対して約106億円(前年度比2.2%の減少)と職員給与費とほぼ同じ割合で減少したため、職員給与比率は前年度と同じ8.4%で推移しました。平成18年度の事業目標値に対する達成率は99%となっています。

  平成15年度 平成16年度 増減
職員給与費(億円) 406 398 -8(-1.9%)
総支出(億円) 4,841 4,735 -106(-2.2%)
職員給与比率 8.4 8.4 0.0
⑤ 企業債残高

【達成状況】
達成率 90%

企業債残高棒グラフ:平成15年度6809億円、平成16年度6337億円、平成18年度5751億円

※企業債残高は、民間債の満期一括償還制度導入に伴う、平準化のための必要額を反映させた金額です。
※達成率=((平成18年度目標値−平成16年度実績)+平成18年度目標値)÷平成18年度目標値×100
※算出式 年度末企業債未償還残高

【評価】
 平成16年度末の企業債の未償還残高は、起債の減少や年割償還金の増加などにより、前年度の約6,809億円から約6,337億円と前年度実績に対して約472億円減少しました。
 この結果、達成率は90%と前年度と比べて8ポイント向上し、事業目標に向かって順調に推移しています。

  平成15年度 平成16年度 増減
企業債残高(億円) 6,809 6,337 -427
⑥ 自己資本構成比率

【達成状況】
達成率 94%

自己資本構成比率棒グラフ:平成15年度65.6%、平成16年度67.2%、平成18年度71.3%

※自己資本構成比率とは、総資本に占める自己資本の割合で、事業の安定化を図るためには、この比率を高めることが必要です。

※達成率 = 平成16年度実績÷平成18年度目標値×100

※算出式 算出式 負債+資本分の自己資本金+余剰金掛ける100

【評価】
 平成16年度末の総資本は、前年度実績に対して約206億円増加しました。
 また、自己資本は約520億円増加しました。
 減債積立金の取崩しなどにより、自己資本が増加したことから、自己資本構成比率は前年度の65.6%から67.2%と1.6%増加し、平成18年度の事業目標値に対する達成率は94%と、15年度と比べて2ポイント向上し、事業目標に向かって順調に推移しています。

  平成15年度 平成16年度 増減
自己資本(億円)
15,823 16,343 520(3.3%)
総資本(億円)
24,115 24,321 206(0.9%)
自己資本構成比率
65.6 67.2 1.6

施設整備に関する事項(施設整備長期目標)

 
① 渇水時における安定給水のための水源確保率

【達成状況】
達成率 92%

水源確保率棒グラフ:平成15年度 92%、平成16年度 92%、目標値 100%

※達成率 = 平成16年度実績÷目標値×100
※指標の説明 水源量確保の目標に対して確保されている水源量の割合

※算出式 目標水源量分の確保水源量掛ける100

※目標年度における数値は、平成16年度よりおおむね10年以内に達成を目指すべき「施設整備長期目標」について、具体的な数値を設定したものです。

 

【平成16年度事業実施状況】
 国土交通省及び独立行政法人水資源機構の事業として、八ッ場ダムなどの水源施設の建設を進めました。

 
②高度浄水処理率(利根川水系)

【達成状況】
達成率 43%

高度浄水処理率(利根川水系)棒グラフ:平成15年度 35%、平成16年度43%、目標値100%

※達成率 = 平成16年度実績÷目標値×100
※指標の説明 利根川水系の配水量に占める高度浄水処理量の割合

※算出式 利根川水系配水量(年間)分の高度浄水処理配水量(年間)掛ける100

※目標年度における数値は、平成16年度よりおおむね10年以内に達成を目指すべき「施設整備長期目標」について、具体的な数値を設定したものです。

【平成16年度事業実施状況】
 朝霞浄水場では平成16年11月に通水を開始しました。三園浄水場及び東村山浄水場では高度浄水施設の建設を進めています。

 
③  停電時の給水確保率

【達成状況】
達成率 62%

停電時の給水確保率棒グラフ:平成15年度 62%、平成16年度62%、目標値100%

※達成率 = 平成16年度実績÷目標値×100
※指標の説明 停電時に見込まれる水使用量に対して自家発電によって給水できる割合

※算出式 停電時使用見込量分の停電時給水確保量掛ける100

※目標年度における数値は、平成16年度よりおおむね10年以内に達成を目指すべき「施設整備長期目標」について、具体的な数値を設定したものです。

【平成16年度事業実施状況】
 朝霞浄水場・三園浄水場PFI事業により常用発電設備等の設備工事を行いました。

 
④ 漏水率

【達成状況】
達成率 99%

漏水率棒グラフ:平成15年度 4.7%、平成16年度4.4%、目標値4.0%

※達成率 = (100−平成16年度実績)÷(100−目標値)×100
※指標の説明 配水量に占める漏水量の割合

※算出式 配水量分の漏水量掛ける100

※目標年度における数値は、平成16年度よりおおむね10年以内に達成を目指すべき「施設整備長期目標」について、具体的な数値を設定したものです。

【平成16年度事業実施状況】
 経年管の取替、給水管の材質改善など、漏水防止対策を実施しました。

 
⑤  経年管の解消率

【達成状況】
達成率 94%

経年管の解消率棒グラフ:平成15年度 92%、平成16年度94%、目標値100%

※達成率 = 平成16年度実績÷目標値×100
※指標の説明 強度が低く破損による漏水や濁り水が発生しやすい管路の解消割合

※算出式 経年管延長分の経年管取替え済み延長掛ける100

※目標年度における数値は、平成16年度よりおおむね10年以内に達成を目指すべき「施設整備長期目標」について、具体的な数値を設定したものです。

【平成16年度までの事業実施状況】
 経年管の取替を実施しました。

取替済延長  7,590km
経年管延長  8,085km
残延長  495km
 
⑥ 初期ダクタイル管の解消率

【達成状況】
達成率 13%

初期ダクタイル管の解消率棒グラフ:平成15年度 4%、平成16年度4%、目標値30%

※達成率 = 平成16年度実績÷目標値×100
※指標の説明 導入初期のダクタイル管で漏水や濁り水が発生しやすい管路の解消割合

※算出式 初期ダクタイル管延長分の初期ダクタイル管取替え済み延長掛ける100

※目標年度における数値は、平成16年度よりおおむね10年以内に達成を目指すべき「施設整備長期目標」について、具体的な数値を設定したものです。

【平成16年度までの事業実施状況】
初期ダクタイル管の取替を実施しました。

取替済延長 116km
初期ダクタイル管延長 2,608km
残延長 2,492km
 
⑦ 鉛製給水管の解消率

【達成状況】
達成率 93%

鉛製給水管の解消率棒グラフ:平成15年度 90%、平成16年度93%、目標値100%

※達成率 = 平成16年度実績÷平成18年度目標値×100
※指標の説明 配水管からメータまでの鉛製給水管の解消割合

※算出式 給水管数分の鉛水管が解消された給水管数掛ける100

【平成16年度事業実施状況】
 鉛製給水管をステンレス鋼管へ取り替える作業等を実施しました。

環境に関する事項

 
① 複層林の構成率

【達成状況】
達成率 98%

複層林の構成率棒グラフ:平成15年度3.9%、平成16年度4.3%、平成18年度4.4%

※達成率 = 平成16年度実績÷平成18年度目標値×100
※指標の説明 人工林において、森林機能の向上が図れる複層林の構成率

※算出式 人工林面積分の植栽面積累計掛ける100
 

【平成16年度事業実施状況】
 水源かん養機能の高い複層林の割合を高めるため、間伐・植林等の作業を行いました。
また、間伐材の有効利用による保全推進策について調査研究を進めています。

 
② 自然エネルギーによる発電容量

【達成状況】
達成率 52%

自然エネルギーによる発電容量棒グラフ:平成15年度1600キロワット、平成16年度3523キロワット、平成18年6800キロワット

※達成率 = 平成16年度実績÷平成18年度目標値×100
※指標の説明 太陽光等の自然エネルギーによる発電容量
※算出式 発電容量の累積計

【平成16年度事業実施状況】
 ろ過池への異物混入を防ぐための覆がい化工事に併せて、ふたの上部に太陽光発電パネルを設置する事業を進めています。平成16年度は朝霞、三園、小作の各浄水場に設置しました。

 
③ 浄水場発生土の有効利用率

【達成状況】
達成率 70%

浄水場発生土の有効利用率棒グラフ:平成15年度68%、平成16年度62%、平成18年度88%

※達成率 = 平成16年度実績÷平成18年度目標値×100
※指標の説明 浄水処理過程で生じる発生土の有効利用率

※算出式 総発生土量分の発生土有効利用量掛ける100
 

【平成16年度事業実施状況】
 浄水場発生土を園芸用培養土の材料等としてリサイクルしました。発生土の有効利用業者の減少により、前年度に比べ有効利用率は低下しました。今後、園芸用培養土のほか、局内工事での利用や学校グランド用の資材としての利用をすすめ、有効利用率の上昇に努めていきます。

 
④ 二酸化炭素総排出量の低減率

二酸化炭素総排出指数(平成2年度を100とする)棒グラフ:平成2年度100%、平成16年度108.3%、平成18年度98%

※指標の説明 局事業から発生する二酸化炭素総排出量の低減

※算出式 基準年の二酸化炭素総排出量分の当該年における二酸化炭素総排出量掛ける100
 

【平成16年度事業実施状況】
 二酸化炭素排出量の削減に向け、太陽光発電設備や小水力発電設備などを導入しました。しかしながら、高度浄水施設の稼動などにより電力消費量は増加しました。
 今後、省エネルギー機器の導入や更なる太陽光発電設備の導入など、二酸化炭素の排出量を削減するための施策に積極的に取り組んでいきます。

記事ID:081-001-20240819-006529