「東京水道経営プラン2016」に掲げた施策
Ⅱ 取組の進化・発信
Ⅱ-2地域・社会への貢献(エネルギー・環境等に配慮した活動)
(1)エネルギー・環境対策
①エネルギーの効率化 | |
---|---|
計画 代替浄水施設整備に伴う位置エネルギーの活用 太陽光発電の導入 (平成32年度までに累計8,000kW以上) 小水力発電の導入 (平成31年度までに累計2,300kW以上) コージェネレーションシステムの導入(三郷浄水場) |
実績 計画に基づき、代替浄水施設整備に係る以下の工事を実施 ・境浄水場の老朽化対策工事 ・導水管(東村山境線(仮称))及び境浄水場再構築関 連送水管整備の工事 ・三郷浄水場増強の先行施設整備工事 平成28年度1,163kW導入(累計8,558kW導入済み) ・東村山浄水場(833kW) ・三園浄水場(330kW) 平成28年度導入実績なし(累計2,232kW導入済み) 三郷浄水場増強の先行整備と併せ、常用自家発電設備の建屋工事を実施 |
評価 ・計画に対する進捗状況 目標の達成に向けた年次計画に対して、各項目のいずれについても概ね計画どおりに進んでいると評価しています。 計画では、位置エネルギーの活用及びコージェネレーションシステムの導入は、代替浄水施設整備に合わせて導入する予定であり、境浄水場老朽化対策については老朽施設の更新を実施し、境浄水場再構築関連導水管及び送水管整備についてはシールド工事用の立坑築造に着手しました。三郷浄水場についても増強整備に先立つ施設整備を実施するなど、概ね計画どおり 進めています。 コージェネレーションシステムの導入については三郷浄水場常用自家発電設備設置の設計を計画どおり進めています。 太陽光発電及び小水力発電は順次導入する予定であり、平成28年度実績は東村山浄水場及び三園浄水場において、計画どおりに導入しました。 ・目標の達成に向けた主な課題 位置エネルギーの活用については、既存施設を生かしつつ浄水処理過程を可能な限り自然流下とする施設配置とした設計を概ね計画どおり進めており、特段の課題はありません。 また、代替浄水施設整備についても、既存施設を運用しながら工事を進める上で、適切な工程調整等が必要ですが、概ね計画どおり工事を進めており、特段の課題はありません。 太陽光発電の導入については、平成28年度の導入により目標を達成しました。 小水力発電の導入については、平成30年度までに導入予定の江北給水所が導入規模を縮小(80kWから50kW)する予定です。目標達成のため、新たな導入施設の検討が必要になります。 コージェネレーションシステムの導入については、関連する建屋工事との工程調整等が必要ですが、建屋工事を含め概ね計画どおりに工事を進めており、特段の課題はありません。 ・目標の達成に向けた今後の方向性 位置エネルギーの活用については、引続き浄水処理過程を可能な限り自然流下となる施設配置にした設計を行い、事業を着実に進めていきます。これに関する代替浄水施設整備について は、引き続き綿密な工程管理や計画的な工事発注などを行い、事業を着実に進めていきます。 太陽光発電の導入については、目標を達成したため、今後は東京水道エネルギー効率化10年プランに掲げた目標である1万kW(平成36年度までに達成)まで順次導入を拡大していきます。 小水力発電の導入については、平成31年度までに江北給水所(50kW)及び新規施設への導入を実施していきます。 コージェネレーションシステムの導入については、関連する建屋工事の進捗に合わせ、計画的に工事発注を行い、事業を着実に実施していきます。 |
(2)玉川上水の保全
①玉川上水の適切な保存管理 | |
---|---|
計画 保存整備 水路・法面の保全 名勝「小金井(サクラ)」並木の桜を被圧する樹木処理や補植場所の提供 活用整備 中低木等の処理による眺望確保 パンフレット、ホームページによるPRなど |
実績 保存整備 11箇所で水路・法面の保全工事を実施 「関野橋」から「梶野橋」間の両岸 約400mの区間で桜補植のための樹木処理を実施し、補植場所を提供 活用整備 眺望確保のための樹木せん定・伐採を毎年度継続的に実施中 パンフレットを更新・増刷し庁内関係局及び地元自治体に配布 |
評価 庁内の関係各局や地元自治体などと連携・協力しながら、史跡玉川上水の適切な保存管理を着実に進めています。これにより、水と緑に囲まれた土木施設・遺構である玉川上水を良好に保全し、次世代へと引き継いでいきます。 |
目標管理も併せてご覧ください。
記事ID:081-001-20240819-006443