「東京水道経営プラン2016」に掲げた施策

Ⅱ 取組の進化・発信

Ⅱ-3国内外水道事業体への貢献

(1)国内の水道事業体への貢献

①国内の水道事業体への協力
計画 東京水道グループの技術力・ノウハウを積極的に活用し、国内の水道事業体の人材育成や事業運営に協力 実績 都、横浜市及び川崎市の三事業体で「国内水道事業体に対する支援事業に関する覚書」を締結。三事業体が連携し、広域化をはじめとする水道事業の基盤強化に資する支援を実施するための枠組みを構築
評価 ・対象年度の検証
支援の実施に当たり、「国内貢献プラットフォーム」(※)を設置することとし、支援実施に向けたスキームを構築しました。

※「国内貢献プラットフォーム」の主な活動内容
 ①受付窓口を設置し、相談を一括受付
 ②プラットフォーム内で各事業体の特性や得意分野に応じて案件を調整・振分
 ③要請元の水道事業体への相談・対応
 ④各事業体が実施した支援内容を共有、検証、ブラッシュアップ

・目標の達成に向けた主な課題
効果的に支援を実施するためには、対象となる事業体が抱える支援ニーズに対応することが重要です。

・目標の達成に向けた今後の方向性
今後は、首都圏の水道事業体が抱える支援ニーズも勘案しつつ、支援メニューの策定等を行った上で、順次、支援を実施していきます。

(2)海外の水道事業体への貢献

①国際展開の推進
計画 人材育成(訪日研修、講師派遣)
事業推進(技術協力事業、インフラ整備・運用事業)
情報発信(国際会議関係、知見の共有等)
実績 54か国から328名の研修生を受入れ
ミャンマー・ヤンゴンにおいて、インフラ整備事業を広域展開
ミャンマーに6名の職員を派遣
国際水協会(IWA)世界会議・展示会(オーストラリア・ブリスベン)等への参加
評価 当局が長年培ってきた技術とノウハウを活用し、世界各国からの訪日研修の受入れやセミナー講師として途上国への職員派遣を行い、海外の水道事業体の人材育成に貢献しました。
ミャンマー・ヤンゴンにおいて、無収水※対策事業(平成26年度実施)の成果を踏まえ、平成28年度から対象地域を拡大して無収水対策事業を実施しています。
国際水協会(IWA)世界会議・展示会(オーストラリア・ブリスベン)等へ参加し、当局の技術やノウハウを世界へ発信しました。
平成30年に東京で開催される国際水協会(IWA)世界会議・展示会に向け、平成27年9月に開催国委員会を設立し、着実に準備を進めています。

※ 無収水 ・・・ 漏水に加え、盗水やメータ誤差等、料金収入につながっていない水量のこと。

目標管理も併せてご覧ください。

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