目標管理の推進
1. 施設整備指標
施設整備に関する指標は次のとおりです。
安定
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① 10年に1回程度発生する規模の渇水に対応する水源確保率注 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 93%
※算出式
確保した水源量
目標とする水源量 × 100 【平成28年度事業実施状況】 平成28年12月に「八ッ場ダムの建設に関する基本計画」を変更(事業費「約4,600億円」を「約5,320億円」に変更)しました。 八ッ場ダム建設事業の本体建設工事などを実施しました。 (注) この指標は、将来の気候変動による影響も踏まえた厳しい渇水に備え、少なくとも10年に1回程度発生する規模の渇水に対応するための水源確保割合を示すものです。 |
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安定
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② 事故時の安定給水確保率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 94%
※算出式
配水区域を持つ浄水場・給水所の配水池容量
計画一日最大配水量の12時間分 × 100 【平成27年度事業実施状況】 次のとおり、給水所の整備を実施しました。 [工事] 江北給水所、王子給水所(仮称)、上北沢給水所(仮称)、和田堀給水所、 多摩北部給水所(仮称) [調査・設計]駒沢給水所 |
高品質
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③ 直結給水率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 100%
※算出式
直結給水件数
給水件数 × 100 【平成28年度事業実施状況】 直結給水化を推進した結果、直結給水件数は約16万4千件増加しました。 |
様々な脅威への備え
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④ 配水池耐震施設率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 80%
※算出式
耐震化された配水池容量
配水池容量 × 100 【平成28年度事業実施状況】 次のとおり、配水池の耐震強化を実施しました。 [完了] 鑓水小山給水所 [工事] 練馬給水所、江東給水所 [調査・設計] 有明給水所、大船給水所、散田給水所 |
様々な脅威への備え
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⑤ 首都中枢・救急医療機関等への供給ルートの耐震継手率 【目標値(31年度)に対する達成状況】 達成率 85%
※算出式
耐震継手化された管路延長
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は16.2km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑥ 大規模救出救助活動拠点等への供給ルートの耐震継手率 【目標値(31年度)に対する達成状況】 達成率 54%
※算出式
耐震継手化された管路延長
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は13.8km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑦ 避難所(中学校)への供給ルートの耐震継手率 【目標値(31年度)に対する達成状況】 達成率 53%
※算出式
耐震継手化された供給ルートの管路延長
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は27.6km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑧ 避難所(小学校)への供給ルートの耐震継手率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 64%
※算出式
耐震継手化された供給ルートの管路延長
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は53.5km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑨ 避難所(大学・高等学校・公民館等)への供給ルートの耐震継手率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 111%
※算出式
耐震継手化した管路延長の割合
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は7.3km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑩ 主要な駅(一日当たりの乗車人数20万人超)への供給ルートの耐震継手率 【目標値(31年度)に対する達成状況】 達成率 47%
※算出式
耐震継手化した管路延長の割合
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は0.01km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑪ 主要な駅(一日当たりの乗車人数10万人超20万人以下)への供給ルートの耐震継手率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 65%
※算出式
耐震継手化した管路延長の割合
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は0.04km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑫ 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会会場等への供給ルートの耐震継手率 【目標値(31年度)に対する達成状況】 達成率 73%
※算出式
耐震継手化した管路延長の割合
供給ルートの管路延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震継手化を推進した結果、耐震継手管の延長は1.2km増加しました。 *対象施設や供給ルートの見直しにより、耐震継手率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑬ 避難所・主要な駅の給水管耐震化率 【目標値(31年度)に対する達成状況】 達成率 73%
※算出式
耐震化された給水管本数
避難所・主要な駅の給水管本数 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震化を推進した結果、耐震化された給水管は263本増加しました。 *対象施設の見直しにより、耐震化率が増減する場合がある。 |
様々な脅威への備え
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⑭ 私道内給水管耐震化率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 71%
※算出式
耐震化延長
対象延長 × 100 【平成28年度事業実施状況】 耐震化を推進した結果、耐震化された給水管は54km増加しました。 |
様々な脅威への備え
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⑮ 大規模停電時における給水確保率 【目標値(32年度)に対する達成状況】 達成率 68%
※算出式
大規模停電時における給水確保量
大規模停電時における給水見込量 × 100 【平成28年度事業実施状況】 次のとおり、自家用発電設備の増強を実施しました。 [工事] 三郷浄水場、上井草給水所 [調査・設計] 金町浄水場、朝霞浄水場 |
様々な脅威への備え
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⑯ 想定される浸水への対策達成率 【目標値(28年度)に対する達成状況】 達成率 86%
※算出式
浸水対策が完了した施設
浸水対策が必要な施設 × 100 【平成28年度事業実施状況】 次のとおり、浸水対策を実施しました。 [完了] 朝霞浄水場ほか2浄水場、亀戸給水所ほか8給水所 [工事] 金町浄水場、三園浄水場 計画どおり工事発注を行いましたが、契約不調などにより、平成28年度における目標達成率は86%となりました。 |
注 到達目標以降の年度で示しているものは、東京水道施設整備マスタープランで掲げている目標
2. 経営指標
経営に関する指標は次のとおりです。
① 料金収入に対する元利償還割合 【達成状況】 達成率 133%
※算出式
支払利息+元金償還金
料金収入 【評価】 これまでに企業債発行の抑制や低利資金への借換えを行ってきた結果、平成28年度の企業債の元利償還額は約257億円で前年度に対して約46億円減少しました。 この結果、平成28年度の事業目標数値に対する達成率は133%となりました。
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② 料金収入に対する企業債残高割合 【達成状況】 達成率 113%
※算出式
年度末企業債未償還残高
料金収入 【評価】 平成28年度末の料金収入に占める企業債残高割合は、企業債の償還が進んだことにより、前年度の74.6%から72.0%と前年度実績に対して約2.6ポイント減少し、平成28年度の事業目標に対する達成率は113%となりました。
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③ 経常収支比率 【達成状況】 達成率 112%
※算出式
営業収益+営業外収益
営業費用+営業外費用 【評価】 平成28年度の経常収益は、給水収益などが増加したため、前年度実績に対して約24億円増加しました。また、経常費用は配水費の増加などにより、前年度実績に対して約42億円増加しました。 この結果、経常収支比率は前年度の113.1%から112.3%と0.8ポイント減少し、平成28年度の事業目標数値に対する達成率は112%となりました。
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注 全て税込で算定
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