「東京水道経営プラン2013」に掲げた施策

7 国際貢献

現状と課題

 世界では、その国や地域ごとに水に関する様々な課題を抱え、およそ8億人もの人々が安全な飲み水を得ることができないと言われています。
 また、途上国では、人口の増加に対応した水道施設の建設ができなかったり、漏水など無収水を削減するための対策ができないなどの課題があります。

平成27年度の主な実施内容

(1)国際施策の推進

①技術とノウハウを活かした人材育成等
計画 実績
  • ・人材育成(訪日研修、講師派遣)
  • ・情報発信(国際会議関係、知見の共有等)
  • ・51か国から257名の研修生を受入れ
  • ・ミャンマー等に13名の職員を派遣
  • ・国際水協会アジア太平洋地域会議(北京)等への参加
評価
  • ・当局が長年培ってきた技術とノウハウを活用し、世界各国からの訪日研修の受入れやセミナー講師として途上国への職員派遣を行い、海外の水道事業体の人材育成に貢献しました。
  • ・国際水協会アジア太平洋地域会議(北京)等へ参加し、当局の技術やノウハウを世界へ発信しました。
  • ・平成30年に東京で開催される国際水協会世界会議・展示会に向け、9月に開催国委員会を設立し、着実に準備を進めています。
②民間企業と連携した事業の推進
計画 実績
  • ・事業推進(技術協力事業、インフラ整備・運用事業)
  • ・自治体水道国際展開プラットフォームの会議開催
  • ・ミャンマー・ヤンゴン及びベトナム・ハノイにおいて、技術協力事業を実施
評価
  • ・海外展開に関心の高い国内の21水道事業体と公益社団法人日本水道協会で構成される、自治体水道国際展開プラットフォームの会議を開催し、情報・意見交換等を行い関係を深めました。
  • ・平成27年6月から、ミャンマー・ヤンゴンにおいて、水道経営、無収水※削減等に関する能力向上を目的とした技術協力事業を、東京水道サービス株式会社、株式会社PUC等と共同で実施しています。
  • ・平成28年2月から、ベトナム・ハノイにおいて、現地水道職員の無収水※削減に関する能力向上を目的とした技術協力事業を実施しています。当局の事業提案を基に、東京水道サービス株式会社が技術指導等を行い、アジアの水道事情の改善に貢献しています。

※無収水・・・漏水に加え、盗水やメータ誤差等、料金収入につながっていない水量のこと。

目標管理も併せてご覧ください。

訪日研修
訪日研修
国際水協会アジア太平洋地域会議(北京)での論文発表
国際水協会アジア太平洋地域会議(北京)
での論文発表
記事ID:081-001-20240819-006455