「東京水道経営プラン2016」に掲げた施策
Ⅰ 基幹ライフラインの運営
Ⅰ-3様々な脅威への備え(新たな危機管理)
令和元年度の主な実施内容
(1)災害などに備えた施設整備
①貯水池の堤体強化 | |
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計画 首都直下地震等を想定した村山上貯水池堤体の耐震診断を行った結果、貯水機能は損なわれないものの、堤体の一部に変形が生じる可能性があることが分かったため、盛土により堤体を強化 整備完了目標年度 村山上貯水池堤体強化 : 令和5年度 |
実績 以下を実施 ・村山上貯水池堤体強化の準備工事(完成) ・村山上貯水池堤体強化工事 |
評価 ・対象年度の検証
・目標の達成に向けた主な課題
・目標の達成に向けた今後の方向性 |
②浄水施設の覆蓋化 | |
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計画 浄水場の更新に際しては、異物混入対策として、浄水施設を覆蓋化 整備目標年度 境浄水場再構築(建屋式) : 令和3年度 三郷浄水場増強(可動式) : 令和5年度 |
実績 以下を実施 ・境浄水場再構築の設計 ・三郷浄水場増強に向けた先行施設の整備工事 |
評価 ・対象年度の検証
・目標の達成に向けた主な課題
・目標の達成に向けた今後の方向性 |
③配水池の耐震強化 | |
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計画 災害時にも安定給水を確保するため、配水池の耐震化を計画的に実施 到達目標 配水池耐震施設率 : 89%(令和2年度) |
実績 以下の工事を実施
配水池の耐震施設率 : 76%(令和元年度) |
評価 ・対象年度の検証
・目標の達成に向けた主な課題
・目標の達成に向けた今後の方向性 |
④配水管の耐震継手化 | |
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計画 重要施設への供給ルートの耐震継手化を実施 整備完了目標年度 ○ : 令和元年度 ● : 令和4年度 ★ : 令和7年度 |
実績 重要施設への供給ルートの耐震継手化率 (令和元年度末) ○首都中枢・救急医療機関等 : 98% ○大規模救出救助活動拠点等 : 93% ○避難所(中学校) : 97% ○主要な駅(乗車人数 20万人超/日) : 90% ○東京2020オリンピック・パラリンピック 競技大会会場等 : 100% ●避難所(小学校) : 75% ●主要な駅(乗車人数 10万人超/日) : 63% ★避難所(大学・高等学校・公民館等) : 60% |
評価 令和元年度を完了目標とする重要施設への供給ルートの耐震継手化については、おおむね完了しました。一部、同一箇所における、他企業との施工時期の調整による遅延等の理由により未完了となった管路については、企業者間の調整を綿密に実施するなど、 令和4年度を完了目標とする重要施設への供給ルート耐震継手化に合わせ、早期の完了に努めていきます。
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⑤避難所等給水管の耐震化 | |
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計画 避難所・主要な駅の配水管から水道メータまでの給水管を耐震化 到達目標 避難所等給水管の耐震化率 : 100%(令和元年度) |
実績 避難所等給水管の耐震化率 : 97%(令和元年度) |
評価 ・対象年度の検証
・目標の達成に向けた主な課題
・目標の達成に向けた今後の方向性 |
⑥私道内給水管整備 | |
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計画 私道に配水小管を敷設し、既設の給水管をステンレス化 到達目標 私道内給水管耐震化率 : 59%(令和2年度) |
実績 私道内給水管耐震化率 : 47%(令和元年度) |
評価 ・対象年度の検証
・目標の達成に向けた主な課題
・目標の達成に向けた今後の方向性 |
⑦自家用発電設備の新設・増強 | |
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計画 大規模停電時でも、浄水場は施設能力を100%発揮できるよう、給水所などは平常時と同様に稼働できるよう、自家用発電設備を新設・増強 到達目標 大規模停電時の給水確保率 : 97%(令和2年度) |
実績 以下の工事を実施 ・三郷浄水場常用自家発電設備に関連する建屋工事
以下の工事を実施
大規模停電時の給水確保率 : 69%(令和元年度) |
評価 ・対象年度の検証
・目標の達成に向けた主な課題 |
⑧浸水対策 | |
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計画 内閣府中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」が公表した河川氾濫による浸水被害想定などに基づき、被害が生じる可能性がある14施設に止水堰や防水扉などを設置し、浸水対策を実施 対象施設 浄水場5 砧・金町・三郷・朝霞・三園 給水所9 亀戸・葛西・南千住・西瑞江・ 晴海・豊住・江東・水元・ 小右衛門 |
実績 対策完了施設 |
評価 浸水被害が想定される施設の対策を平成29年度までに完了しました。 こうした取組によって、災害時における安定給水が確保されます。 |
(2)災害発生時の対応
①応急体制の充実 | |
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災害時給水ステーション | |
計画 応急給水している場所を分かりやすくするため、給水拠点や避難所などには、開設時に「災害時給水ステーション」と表示したのぼりを掲示 | 実績 災害時給水ステーションについて住民への浸透を図るため、開設時に目印としてのぼりを掲示することを訓練やイベントなどのあらゆる機会を通じてPR実施 |
評価 拠点給水訓練などの様々な訓練において、実際にのぼりを掲示し、災害時給水ステーションについてPRしました。 今後も、拠点給水訓練などの様々な機会を捉えて、災害時給水ステーションとして応急給水場所がより分かりやすくなるよう、認知度の向上に努めていきます。 |
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情報発信の充実 | |
計画 発災時に、より分かりやすい情報を発信するため断水・通水地域の情報を視覚的な地図情報としてホームページに掲載 運用開始予定 : 令和2年度 |
実績 令和元年度にシステム構築を完了 |
評価 計画どおり、システムの構築を完了しました。 運用開始後は、実際に操作をする訓練などを実施して職員の操作習熟度の向上を図り、分かりやすい情報の発信に努めます。 |
目標管理も併せてご覧ください。